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受けよう!がん検診 各自治体のがん検診窓口を探す

がんの早期発見は定期的な検診が必要です 受けよう!がん検診 がんは早期発見・早期治療で90%が治る病気です! お住いの自治体で実施しているがん検診を確認して受診しましょう!

がんの早期発見は定期的な検診が必要です 受けよう!がん検診 がんは早期発見・早期治療で90%が治る病気です! お住いの自治体で実施しているがん検診を確認して受診しましょう!

生涯のうちにがんにかかる可能性は2人に1人と言われており、誰でもがんにかかる可能性があります。がんを発見するには、健康診断だけではなくがん検診を定期的に受診することがとても重要です。ご加入の健康保険組合や、地域のがん検診を活用して、早期のうちにがんを発見し健康を守りましょう!

検診による早期発見の重要性 IMPORTANCE OF EARLY DETECTION

検診による早期発見の重要性 IMPORTANCE OF EARLY DETECTION

がんは、進行すればするほど治りにくくなる病気です。がんの種類によって差はありますが、多くのがんは早期に発見すれば約9割が治ります。

我が国では現在、肺がん、胃がん、乳がん、子宮頸がん、大腸がんなどのがん検診が行われています。検診の対象年齢になると、市町村が実施する住民検診や職場での検診において、がん検診を受けることができます。
他にも様々ながん検診がありますが、この五つのがん検診は国が死亡率を減少させる効果を認めて推奨しています。

初期のがんは、症状がほとんどないまま進行することが多いため、早期に発見するには、症状がなくても定期的にがん検診を受けることが重要です。

*1 引用:文部科学省「がん教育推進のための教材 平成28年4月」

検討対象がんの病気別5年相対生存率(2010-2011診断例)*1

がん検診の種類 TYPES OF CANCER SCREENING

がん検診の種類 TYPES OF CANCER SCREENING

現在、国が推奨しているがん検診は「胃がん検診」「子宮頸がん検診」「肺がん検診」「乳がん検診」「大腸がん検診」の5種類があります。

各自治体で行うがん検診については、がん検診の専門家やがん医療の専門家などから構成される「がん検診事業の評価に関する委員会」において、きちんとしたデータをもとに、「対象となるがんの種類」「対象者の範囲」「検査方法」等の検討が行われ、その結果をもとに実施されています。

定期健診で受診されていない方は、お住いの自治体で行っているがん検診をチェックして、利用しましょう!

国が推奨しているがん検診の対象年齢と検診間隔
国が推奨しているがん検診の対象年齢と検診間隔

がんを知りましょう!

そもそもがんとは?

正常な細胞の遺伝子に傷がついてできる異常な細胞のかたまりの中で悪性のものを「がん」といいます。

健康な人の体でも毎日、多数のがん細胞が発生していますが、免疫が働いてがん細胞を死滅させています。しかし、この免疫が老化などにより低下すると、発生したがん細胞を死滅させることが難しくなります。

また、がん細胞は、無秩序に増え続け周囲の組織に広がり、他の臓器にも移動してその場所でも増えていきます。

*2 国立がん研究センターがん情報サービス
「知っておきたいがんの基礎知識」を基に一部改変

がんの発生と経過 *2

がんになる主な原因

男性のがんの約50%、女性のがんの約30%は、喫煙や大量の飲酒、不適切な食事、運動不足といった生活習慣や、細菌・ウイルスなどの感染が要因と考えられています。

がんには、原因がわかっていないものも多く、まれに遺伝が関与しているものもあり、がんになった人が皆、生活習慣を原因とするわけではありません。望ましい生活習慣を送ることにより、がんにかかるリスクを減らすことができます。

がんは日本人の死因の第1位

がんは、1981年から、日本人の死因の第1位となっています。現在、日本人の二人に一人は、一生のうちに何らかのがんにかかると推計されています。また、日本人の死因の約三割はがんとなっています。近年の我が国では、がんにかかる人は増え続けています。これらは、日本の人口の高齢化とも関連しています。

*3 厚生労働省「人口動態統計」を基に公益財団法人がん研究振興財団が作成(「がん統計’19」)

我が国における死亡率の推移(主な死因別) *3

がんの罹患の特徴

がんの罹患率は、年齢が上がるにつれて増加していきます。生涯では、性別でみると、男性の方が女性より多くなっています。

近年では前立腺がん、胃がん、大腸がんが多く報告されています。しかし、子宮頸がんや乳がんが多い20歳代から50歳代前半までは、がんの罹患率は女性が男性よりやや高く、60歳代以降は男性が女性より顕著に高くなっています。

*4 「地域がん登録に基づく累積罹患リスク(2003 - 2015)」を基に国立がん研究センターがん情報サービスが作成 (「がん登録 ・統計」))・統計」)

がんの罹患リスク *4

がんの進行と診断

発生した1個のがん細胞は、目立った症状がないまま増え続け、10年から20年くらいかけて、一般的にがん検診で発見できる1㎝程度の大きさの塊になります。

しかしその後、2㎝程度の大きさになるのはわずか1~2年であり、それ以降は進行がんとなり、症状が現れてきます。まれに、より急激に進行する場合もあります。

がんが進行すると、今までどおりの生活ができなくなったり、命を失ったりすることもあります。がんを治すためにも、症状がある場合は速やかに医療機関を受診するとともに、症状がない場合も国が推奨しているがん検診を積極的に受診し、早い段階でがんを発見することが重要です。(図:がん進行の例)

*5 引用:文部科学省「がん教育推進のための教材 平成28年4月

がんの進行の例 *5
がんの早期発見・早期治療 受けよう!がん検診 各自治体のがん検診窓口を探す 複数の検診を一緒に受けることもできます!